将棋の世界から、AI社会を考える

将棋の世界で14歳の中学生棋士藤井聡太氏の話題が持ちきりだ。日本中で数百名しかいない集団のなかでも異彩を放つ存在だ。100万人にひとりの天才集団のなかのほんの一握りのトップ。人口割合で言うと東京都の中で20名いるかいないかぐらいのきわめて特殊な存在のなかの新進気鋭。

2000年以降生まれのデジタルネイティブの世代であることも、将棋や囲碁の世界がAIに席巻されてしまったことともに取り上げられている。AIを応用した練習などをトップ棋士なら誰でも行っているだろうが、誰でも使用可能であるので差異は生じないはず。それでも違いが出てくるところに、面白みがあるのだろう。ただ一手ごとの評価をソフトの通りであるから、すごいなどという評価はいずれ無用なものとされるだろう。手当たり次第に機械的な組み合わせはソフトに任せてしまえばよい。

AIを使えば、ロボットを使えば、失敗や間違いはなくなるというのは、その通りだろう。しかしあくまで過去の傾向からの類推なので、将来を予見することは出来ない。しかしそのうちいろいろな競技が、これは人間の戦い、これはロボットの戦いという具合に分かれていくのだろう。