新年度スタート

令和2年のスタートです。本来ならば桜の花が咲いて、新社会人たちを迎える華々しい日ですが、新型コロナウイルスの影響もあり、何だかスッキリしない年度始めとなりました。それでも社会は動きます。また新しい流れが生まれます。

目の前のことにしっかり取り組んで、日々感謝しながら進んでいきましょう。

新年度よろしくおねがいします。

新型コロナウイルスを奇貨とできるか

先日読んだ新聞記事は、日本企業のリスク開示姿勢の甘さを指摘していた。経営活動のグローバル化が進みバリューチェーンが国際化する中で、さまざまリスクが高まっているのに、非財務視点の情報記述の広がりが見られないという内容だ。記述がなされていないということは、想定すらしていないということで、起こるはずがないと高をくくっているということになる。課題としてとらえていないと、万が一の状況に対応出来るはずがない。

慌てふためくと、人はとんでもない行動を取ることがある。準備しておくことだけが、突然のアクシデントやトラブルに対応出来る策である。新型コロナウイルスは突然出来事ではあるが、パンデミックを想定していたかで対応は変わったはず。

さて従来作成していた事業継続計画書の検証をすすめなければならない。また近い将来発生するといわれている東南海大地震対策に対応するためにも、今回の状況を奇貨として受け止めるべきである。

一人だけでは生きていけない

ひとは一人だけでは生きていけない。もしも地球上にたった一人だけ取り残されたならば、想像するだにそれはそれは辛いことだろう。いやいや、そんなことを書くつもりではなかった。仕事の話だ。

仕事が自己完結しているように思えても、多くの方と関わりあって仕事を進めている。仕事のほとんどは調整と考えてもよいほどだ。ものを作るにしても、サービスを生み出すにしても、自分だけの範疇で出来ることはごくわずかであり、しれている。そもそも組織は自分の専門性を活かすという分業をすすめるところから成り立っている。自分の特長を活かすことは、他者との共同作業でもある。得意なことに専念するためには、他者に自分の苦手を補って貰わないといけないからだ。他者との関わりこそ、仕事の重要部分だ。

そうそう、もう一点述べたかったことがある。ひとは自分一人で成長したつもりになっているが、そんなわけはない。自分で伸びたと思っても、実は周囲の人が働きやすいように防御してくれたり、支えてくれていたということもある。他者から得た恩は、帳尻を付けないといけない。まわりの人に働きやすい環境を整えることが大切だ。しかもそれは自分の出来ることですすめれば良いのだ。

 

新型コロナウイルスの被害拡大

中国の武漢が震源だという新型コロナウイルスが蔓延している。マスクが品切れ状態であるという。本当は役立たないとも聞くが、気休めにはなるだろう。体力をつけることと十分な睡眠が必要だろう。手洗いうがいがかかせない。

2020年を展望する

さて年明けからアメリカとイランの紛争による緊張感が高まり、すわ第三次世界大戦かという声もあり、原油価格・為替・株価が大きく変動した。なにが起こるかしれず不安定感が増していることに間違いないが、それでも多少落ち着いてきたというのが世界を見通した状況だ。そんななかで2020年を予想してみよう。

2020年はどんな年になるのだろう。一番の目玉は東京パラ・オリンピックだろう。次の機会は2050年までに日本で再度開催されるかということだろうし、そもそも恒久的にどこかの場所で開催されることになっているかもしれない。この機会を楽しもうではないか。しかしその後を考えると問題が山積で思考がフリーズしてしまう。経済・人口・国際的な駆け引き・IT進展・環境問題…。

日本の勢いはすこし低下していくだろう。昼下がり14時~15時頃のイメージか。人口が減少し高齢化が輪を掛ける。安定志向が高まり、従来のことを守る思考が活性化や新規事業の足を引っ張りかねない。高齢化やロボット化の実験国として何でもありの取り組みをして、規制緩和を行い、人手を掛けない社会になる布石を打つ必要がある。

といったことで、IT・5Gや医療・化学系の新規取り組みは活況となろうが、屋台骨であった車・鉄鋼などの製造業の停滞感が強まっていく。従来のしくみの見直しが必須である。

・経済活動…総じて軟調

・為替…$¥は緊張が増すと円高傾向だろうが基本は円安傾向

・株式市場…米国市場は漸進・堅調、日本市場はほぼ横ばい・乱高下あり

・雇用…採用:落ち着いてきて人手不足感が収まる、賃上げ:2%程度、賞与:前年並みまたは前年割れ

・政治…安倍政権4期目を狙う形になるのだろう。また周囲もその流れをつくろうとするだろう、しかしこればかりは先が読めない。

トランプ政権はなんだかんだといって選挙を勝ちとり、アメリカの分断化がますます進み不安定化が増すのではないだろうか。中国は習近平体制が強化されていくことで、アメリカとの対決軸が強まる。そう経済と政治を分けて考えないといけない。アメリカと中国の2大勢力が地球という器の将来を左右する。

さてさて、どのような年になりますか。いずれにしましても皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

令和の世、始まります

新元号の「令和」を英語に訳すと” beautiful harmony “だと日本政府が発表しているらしいですね。世界が不安定で、グローバル化する中で独自性を強めている時代の中でいかに多様性を訴えることが出来るか。

資源がない国で地球環境に貢献し、価値を高められるか。世界に必要とされるための一歩を積極的に踏み出していくというのが、新しい令和という使命だろうと思います。自分自身も少しでも社会に役立つように、これまでの知識と経験を活かして、大いに変革を図りながら取り組んでいきたいと考えます。

8回目の3月11日

半世紀を生きてきた歴史の中で、最も衝撃的な出来事は東日本大震災である。頭の中では起こりえると考えていたけれど、実際に目の当たりにすることはないと思っていた。

自然の大きさに比べると、人間のあまりの小ささに嘆きを感じた一日だった。

それから8年が経過した。記憶があいまいとなっていく過程は、次に進むために必要なことなのだろうが、事実は消えることは無い。そして身体の中に染みついている、敬虔な気持ちは薄れることはない。

合掌

難しくもおもしろい時代です

オープンイノベーションの時代です。多様化を推進し、さまざまな知恵を取り入れることで生まれるものが多いと考えられます。いろいろな人を取り入れなければなりませんが、ある一定の基準が求められるのは当然のこと。ガバナンスとコンプライアンスが必須です。

人事やマネジメントの世界では、自由裁量を多くすることがやる気を高め、結果を生み出すことにつながります。当然すべての面で自由が認められるわけではありません。管理が必要です。

管理強化は自由と相容れぬこと、自由は規律と相性が良くない。この狭間の中で、大いに悩んでいる時代です。

管理していると感じさせない管理というのは、壁がないようだけれど整然とした壁が存在するという無意識下の管理体制になるのでしょう。

ただ檻が見えないけれど、限定された範囲内での自由であるという理解は、どのような影響を人に与えるのだろうか。自由に振る舞って良いけれど、それは限定された枠の中だけのこと。それ以外については禁止となるのかもしれない。

両者のバランスをとりながら、マネジメント改革を進めていく必要がある。従来のすすめ方に追加すべきであり、解除も必要ということ。面白い仕組みが登場する前夜といった趣です。楽しみが増えます。

すぐれた組織とだめな組織は紙一重

組織を表現するものとして、規律の取れたというものがある。号令一下、組織全員が指示のもと決まった行動をとるというものだろう。これは優れた組織といえるだろう。一方自由な組織というものがある。個人が自分の裁量で必要だと思う行動を取るというものだ。これも優れた組織だろう。

どちらがより優れたものなのだろうか。どちらもが成り立つだろうし、どちらもが限定的である。指導者である他者の命令に基づいて行動するということと、自分の考えに基づいて行動するという、相反することが成り立つし、うまくはいかないというのが組織の面白さだ。

ただ、おのおのが成立して結果を出すための条件として、情報がオープン化されている必要がある。

指導者が正しい命令をするには、個別の状況を把握していないといけないし、個人が必要だと思われる行動をするには、自分のことだけではなく全体のことを理解しなければならない。個別最適か全体最適化という議論と同じく、昨今のシステムの考え方を巡る考えとも共通する。つまり統合するのか、分散した方が効率的かということにもなる。

全体を見た上で個別のことを考えるのは二律背反している。あちら立てればこちらたたずということだ。どちらかを優先するのではなく、全体のことを考えつつ、個別のことを立てるということになる。個人に現時点でのすべての情報を開示すれば、また指導者がおなじく現時点でのすべての情報を持っていれば、極めて合理的な行動を取るであろう。

合理的な行動を取れず意思決定が曖昧となるのは、つまりは情報の質と量そして時間に格差があるからである。限定されているという情報を前提とすれば、できるだけ現時点に近い多くの情報を各人が掌握して個別の判断に基づいて行動すれば良いということになる。

情報を開示もせず個人に自由に行動させる組織の行方は悲惨である。また指導者が限定された情報だけで行動する組織も哀れである。指導者も個人も善人であり、組織のことを思えば思うほど悲しい結果がうまれる。情報の開示と扱い方がまずは大切なこととなる。